●農耕具部品 耕うん爪(スタンダード爪)ができるまでをご紹介します。
- 材料は製鋼会社から定められた寸法規格のものを約6mの長さで購入します。
- 各種耕うん爪に応じ、定められた長さに冷間加工で切断します。
- 切断された材料をウォーキングビーム式加熱炉で適切な温度になるまで加熱します。
- 加熱された鋼材を圧延ロール機やプレス機を使用し、耕うん爪の成形をします。
この形状造り製法を、一般的に、熱間鍛造といいます。
圧延ロール機では、作用部をしごいたり、刃縁部の刃をつけたり、峰部の曲げをします。
プレス機では、取り付け部の取り付け穴明けや外形の切断、屈曲部の曲げ、端面部切断、刻印等を熱間にて成形します。
成形が終了した段階で、耕うん爪はスタンダード品と溶射品に製作工程が分かれます。
- 熱間成形の完了したブレードは焼入れ槽に投入し急速冷却します。
このときブレードは硬い材質に変化します。
焼入れとは加熱した鋼を急速冷却し硬化させる作業です。
- 焼入れされたままでは脆く折れやすいため、
焼戻し炉で耐摩耗性とバネ性に優れた材質にするため焼戻します。
- ブレードの取り付け部分は特にバネ性を必要とするため、回転式ソルトバスで部分的に焼戻します。
- 直径3ミリメートル位の鉄鋼を耕うん爪に高速で当て、加熱時、鉄鋼の表面に浮き出た脱炭層(スケール)を剥がします。(ショットブラスト)
また高速で衝撃を与える事で、耕うん爪の表面に熱が生じ若干の表面強化処理できます。
(ショットビーニング)
- 最後に黒色焼付け塗装して完成です。あとは梱包して出荷します。
●製造する耕うん爪(ナタ爪)の各部名称